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2014年5月22日 (木)

奥明日香の古道

≪2014年5月18日 晴れ≫

明日香村の南東にある、稲渕・栢森・入谷の三つの大字を「奥明日香」と呼ぶそうです。

山の会の例会で、飛鳥川源流域の「上市古道」と呼ばれる、天武天皇、持統天皇も通られたと云われる、
明日香から吉野へ抜ける街道の一部を歩いてきました。

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石舞台から少し車を走らせると、稲渕の棚田の風景。

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大きな案山子が奥にありました。 秋には案山子コンクールがある事でも有名です。

今日は田植えの準備でしょうかたくさんの人が集まっていました。

飛鳥川には綱が掛けられて、例会企画のたらちゃんが、この地域の事や今なお残る古代信仰について説明してくれます。
車でサッと通り過ぎていたら何も気がつかなかったところ。 

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これは源流に住む男性竜神のシンボルをかたどっていて、栢森の女綱と一対で五穀豊穣・子孫繁栄を祈願しているそうです。 
昔、新しい綱を掛け替えるのが面倒で掛け替えをしなかった事があり、その年に悪病や農作物が不作となり、
それ以後毎年綱掛けが行われて、今も古代信仰が続いているそうです。

もう少し車を走らすと、栢森(かやのもり)の集落。 この集落の奥から山へ入ります。

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とてもひっそり静かな集落ですが、昔は大きな宿場町として栄えていたそう。

コースは
栢森集落~古道入り口~小峠~三軒茶屋跡~芋峠~668m三角点~竜在峠~城ヶ峰752.5m三角点~
むかしの茶屋跡~冬野~畑~林道~栢森集落

集落には三本の飛鳥川の支流が合流していて、穏やかに澄んだ水が流れています。

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加夜奈留美命神社は、祭神の加夜奈留美命は大穴持命(オオクニノミコトの別名)の娘 下照比売と言われ日本最古の女性神。

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この神社の狛犬は他と違う狛犬だったらしいがそれを知ったのは帰宅してから… 

棚田の畔が固めらて、水田の準備中。

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集落の奥にもずっと棚田が続きます。

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古道は昭和20年頃までは明日香から吉野への生活道として人の往来が盛んだったそうで、
今は植林地地帯ですが、当時は広葉樹の自然林で。
明日香の人々が薪を集めにはいり、日々の生活に欠かせない場所だったよう

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ゆっくり登って小峠へ。

小峠辺りも植林地。 昔は向かいの高取山が良く見え、お城の石垣も見えていてそうですが
今は木の間からなんとなく見えるぐらい。

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一旦林道に降りると、役行者さんの像がありました。 吉野へ山行へ行かれる前に通ったのかな?10

三軒茶屋跡には飛鳥時代に持統天皇が幸された様子を再現した時の写真。
天皇は31回吉野へ行幸されたそうです。

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この辺りの茶屋は吉野と明日香の柏森をつなぐ道はこの道しかなかったので繁盛していようでした。

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たくさんの木の宿った杉の木には古の人々も大きな森の力を感じて石仏か祀られている。

芋ヶ峠宮地。 麒麟獅子が木の根元にあり、獣が居ると思ってどっきり。

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芋峠から吉野へと続きますが、私達は竜在峠から冬野、栢森へと周回コースです。

竜在峠。 

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すぐ側の三角点ピークハントはなかなか見つからず(^.^)

峠の茶屋跡で昼食休憩。 

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ここまでゆっくり歩いて結構時間が掛かりました。
山を降りてから、もうひとつのお楽しみが予定に組まれているので、冬野まではちょっと急ぎ足で歩きます。

山深い道から飛び出でてきた私には、冬野の集落は明るく桃源郷の様。

畑集落まで来ると、吉野方面の山波や金剛山も見え、当時は山深い集落だったはずなのに親王墓があります。 

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畑の集落から地図にはトレイルが書き込まれていたのですが、移動に便利な道路や車ができて人が通らなくなり
草木に覆われて消えているようで見つかりません。

Tmp_imgresize1                 やっぱり最後はヤブコキ有りの例会ね

GPSを頼りにしばらく笹藪をかき分けて探すと、良く踏まれている道が現れ、柏森への林道へと出る事が出来、
無事駐屯地へもどることが出来ました。

飛鳥時代の持統天皇がどの様な想いで何度もこの道を通ったのか、いにしえの人々の様子に思いを馳せなから
明日香の奥深い山道を歩いてきました。

****奥明日香で出会った花達****

30                 マルバウツギ

31_2                 ガクウツギ

32                  クサノオウ

33                    フタリシズカ

34           ホウチャクソウ

35            ヤブデマリ

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                 ホウの花近くで見れました~♪

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